2023年全日本自転車競技選手権から戻りました

前回のブログにて臨時休業のお知らせを致しましたが、全日本選手権の全日程を終え、お店に戻って参りました。

休業にあたりご理解を頂いた方々には、心より感謝申し上げます。


結果から申しますと、個人タイムトライアル3位、個人ロードレース8位と、惜しくも全日本チャンピオンジャージは逃してはしまいました。

しかし、3週間のステージレース(Giro d'Italia)を走り、直前の招集だったアジア選手権で3位に入ってオリンピック枠を奪取し、その2週間後の全日本選手権において、6~7名のメンバー構成でエントリーして来る主要チーム達を相手に、単独で挑んでのこのレース内容は立派だったと思います。

(完走者は21人/139人中)

もちろん本人の望んだ結果ではないかも知れませんが、参加したどの選手も彼の走りを目の当たりにし、その凄さと自身の現在位置を考えたのではないかと思います。

当たり前なのかもしれませんが、私が関わったアジア選後からの数日間だけでも、一つひとつ全ての行動、時間の過ごし方は、同じ方向、つまり次のレースである全日本に向けられた物であると強く感じる事が出来ました。そのくらい彼はレースに集中し、考えられた様々な準備をしていました。

そしてそのようにまた、彼は次のレースに向かって行くのだと思います。

そして常に奥さんの存在が非常に大きな力になっている事も、声を大にして付け加えたいと思います。


今回、機材の事では、彼のチームのメカニックの一人であるAlan氏と連絡を取り合い、特にTTバイクに関しては難解な部分についても有益な情報を沢山得る事も出来ました。

その他、Merida Japanさんや静岡のX-Baceさんにも沢山ご協力を頂きました。

短い間でしたが、こうして私も一員として彼のレースに関われた事、誇りに思っています。


そして・・・

鳴海、門田の両選手でしたが、それぞれがしっかりとレースを戦っていました。

鳴海に関しては、単独での参戦でもあり、なかなかうまく展開に乗る事が出来なかったのではと思います。レース前半で主要チームによるエスケープを決められてしまった展開から始まり、その後追走の動きを見せない集団の中から、何回か追う動き(勇気)を見せてくれましたが、単独アタックでは追うのは無理があったかな・・・きついかも知れませんが、なんとかあの最初の逃げに乗れていればと思わずにはいられません。

門田に関しては、チームとしてもチームメイトとよく連携出来ていたと思いますし、逃げグループからチームメイトがドロップしてきた後の形勢が悪くなった状況からも、追撃をしながら最終局面まで良く残ったと思います。

リザルトは5位でしたが、あのレース内容を考えれば価値のある5位だと思いますし、現在においては国内トップレベルの選手である事は認識できました。

でも大事なのはヨーロッパのレースでリザルトを残す事、もちろん本人達も分かっていると思いますし、黙って心の中で応援して行きたいと思います。


まだまだ見てきたことは沢山ありますので、この続きの話はお店にて。

最後に、皆様のご協力に心より感謝申し上げます。


店主





Positivo

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