丘のまち 美瑛センチュリーライドのお話

まだまだ日中暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今週辺りから、ようやく朝と夜に涼しさを感じ始めてきたように思いますが、こういう時こそ体調など気を遣いたいものですね。


さて、今年も北海道!行って参りました。

もう何年も、毎年ゲストライダーとしてご招待を頂いている「丘のまち美瑛センチュリーライド」ですが、今年で14回を数えるそうです。

皆さんは、北海道のちょうど真ん中ほどに位置するこの美瑛町をご存じですか?

「北の国から」で有名な富良野と、北海道2番目の都市である旭川を南北に見た、丁度その間に位置する、四方の丘に広がる広大な農地を見渡せる静かな町です。

旭川空港からのアクセスも良く、空港から美瑛駅までは12㎞ですから、輪行を解いてロードバイクで30分、バスなら16分です。

このイベントの推しは、なんといってもその景観にあります。

写真もいくつかご紹介しますが、この景観を五感で感じながら各所巡るには、自転車はもってこいだと思います。

車やバイクも良いんですが、走行時のスピード感や音や土の臭いの感じ方、思い立った時にすぐに立ち止まる事が簡単な自転車旅は、この地においては最高なんではないかと思うわけです。

ただ、広大で見どころがとても多いこの地ですので、自分だけで調べて各所廻るのはなかなか大変で、割と綿密なプラン建てをしてからでないと時間が足りません。

その点このセンチュリーライドなら、地元のサイクリストが推しスポットをうまくコース上に取り入れた100㎞コースと30㎞コースを、それぞれが走力に合わせて選択して走る事が出来ます。

無駄が無いばかりか、他の参加者とも感動を共有しながら1日のライドを満喫する事が出来るのです。

しかも、ボランティアのサポートライダーさん方も多数走っていて下さるので、知らない土地での単独サイクリングが不安な方にも安心ですよね。

私は今回もゲストライダーとして、一般参加者の方々に混ざって一日を走り切らせていただきましたが、たまたま一緒になった方々とコース上でソフトクリームを買い食いしたり、ビュースポット以外でも思い思いに止まって景色を写真に収めたり、3つあるエイドステーションでは、地元の食材を使った補給食を頂いたりと、自分の役割を忘れてしまう程に楽しい時間が過ぎて行く、今回もそんな1日となりました。

このイベントは、コロナ禍に入る前までは2日間のイベントではありました。

残念ながら昨年から1日の開催となってしまいましたが、是非、イベント前日の土曜日を上手く使って頂ければ、ご自分なりの美瑛センチュリーライドをアレンジ出来るのではとも思います。

かく言う私は、土曜日に朝の便で現地入り後、サポートライダーさん達とコース以外をサイクリング、日曜日はセンチュリーライド、翌日飛行機に乗る月曜日の朝は日の出ライドをして帰るという感じにしています。

美瑛ならではの幻想的な日の出ライドも、毎年恒例になってます。

長くなりましたが、如何でしたか?

関東圏からのエアチケットが少々お高いなどのご意見も聞きますが、過ごしやすいこの季節に、思い切って連泊旅行の日程にセンチュリーライドを組み込むなんてのもありかも知れません。

その際は是非この美瑛町に宿泊される事をお勧めします。

そしてまた来年、現地でお会いして、ご一緒に走る事が出来たら楽しいですね。


店主でした




Positivo

プロチームの元メカニック永井孝樹が運営するサイクルプロショップ。ロードバイクなど、スポーツバイクのことならお任せください。初心者から、上級者まで、丁寧にご相談に乗ります。世田谷区、目黒通り沿い、東急大井町線の等々力駅から徒歩3分。